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鳥貴族
「さんざん叩いてるじゃないですか!」宗は鳥貴族のテーブルを叩いた。士は笑っていた。
「まあ、いいんじゃないですか?こっちも叩けばいいわけだし。」
笑える。おれの肩に触ってみろ。おまえもおまえもあの世行きだ。おまえもだ。「肩ちょっと触っていいですか?」おっかあ。ライフガードが好きだったなあ。ぷるぷる震える唇で…箱買いしてた。青いやつが好きだった。
「千裕ちゃんにはこの案件は重すぎるんですよ。だれや?後ろにいるやつは?」宗はうなだれた。
「え?べつにそれはいいと思いますよ。だれが後ろにいようと千裕ちゃんの案件なんで。すいませーん、レモンハイください」士は店員に空のグラスを掲げてみせた。
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