たまご

搾取される側 〜チャボちゃん〜

A「また来るのかしら？」
B「誰？　あぁ隣の？」
C「困ったものよねったく」

A「昨日なんか、うちのおじいに心配されたわ」
B「なんて？　あぁ産まないからか」
A「そうそう、そのうち役立たずって言われちゃう」
B「産んでるのにね〜」
D「首ぽっきりの刑になんじゃね？」

　コケーココココ！！　コケーコケー！！

A「ちょっとやめてよ、冗談にもならないわ」
D「おじい昔よくやったって孫に言ってた」
A「やめてったら！」

　ケーコココ！　コケー！

A「ねぇ誰か部屋変えてくれない？」
C「あたしは〜ギリこのままで」
D「あたしもこのままで」
E「あたしも」
F「同じく」
G「うん、動かない」
B「ＦかＧと変わる」
F「や、ないし」
G「うん、ない」

A「あたしんとこ一番近いから嫌なの！」
B「実際あたしも被害者」
C「つーか、あたし達の卵じゃ限界あるしっ」
G「うん、小さい」

D「戦おう、あたしもやばい位置で怖いし」
E「でもどうやって戦うのさ、チャボだよ？」
D「なんか、手があるって！」
F「来たら皆んなでコケコッコーるってのは？」
C「いつもより増し増しで？」
G「あと、つっつく」
A「分かったわ、やってみる。皆んなはコケをー！」

　コッ(O)ケー(K)!！