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「…マノ。」
「おひさ。……で…何このちょっとした異常事態は…ロロのちょい褐色肌も今じゃ青いじゃん。」
「ロロもロロなりに責任を感じているんですよ。」
「何されたの?」
「私は無傷ですが、この子達がまぁ…薬を使われてまで白状させられたというか。」
「白状させられたのってもしかしてあの六人のこと?」
オルティスがこくりと頷くと、カラニは真一文字に口を閉じ、眉をひそめた。うーんと低い声をあげる。
「ディスカリータの方が関与していたと言っていました。」
「え?」
「何です?」
「いや、今六人とディスカリータ、仲良しこよしのはずなんだけど…。少なくともパーティじゃそうだったよ?」
不思議そうに首を傾げるカラニのその言葉に、オルティスは明らかに困惑している様子を見せた。
「どういうこと?」
口癖のです・ます口調も思わず取れるほどにオルティスは困惑していた。
カラニもその様子を見て「状況を整理しようか」と呟いた。
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