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だから、私は、仕事も彼も失うとなった時、迷わずに祖父母の元に行くつもりだった。
まさか、彼に最後にあった時に、何も言われなかったのに、何かを感じ取った彼は避妊しなかったのかもしれない。
祖父母の家に居候して、しばらくして妊娠がわかった。
私は迷いもなく、産むと決めた。
祖父母は相手の事を聞かず、ひ孫がデキると喜んでくれた。
「お爺ちゃん、お婆ちゃん。
私、この子が生まれたら、パパとママと過ごした家に帰るね。
それまで、ここにいさせて」
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