Sing song again

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 翌日、楓と太陽は詩と会った。彼女と入ったスタジオで二人は椅子を借りて座っている。 「結局、これが彼女にとって一番良い薬だったんだ」 「そうだね。やっぱり彼女は歌が一番好きなんだよ」 「昨日の勝負、オレの負けだ」 「いや、この話に勝ち負けなんてないさ」 「ええ、そこの二人」  二人の目が詩の方に向いた。 「ありがとう。おかげでまた立ち上がれました。それもこれも二人のおかげです。それでは聴いてください」   ある日見た空は   どうにも苦しくてさ   私はどうすることもできずに   閉じこもっていた   そこに差し出された手は   私には痛すぎて   振り払った思いはどうにも   諦められない願い   創造と破壊の間で   傷ついたことは何度も   あるけれど今日は   また歌えそうなんだ   ダイヤモンドのように綺麗な   星たちの元で私たちは   何かを作ろうと必死で   道を駆け抜けている   大丈夫、まだ大丈夫   私はもう立っている   今はまだ辛いけど   ちゃんと走っているよ   だから、お願い   聴いてほしい   私の歌を  彼女の歌がスタジオ中に響き渡る。楓と太陽はそれに聴き入っていた。彼女はもう大丈夫だった。再び走り出した道には希望があったから。
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