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本編の前の裏話
国別の特徴。
【南】
時を司る蕃神が長く治めている暖かい土地。
豊かで表向きは自由主義が集まった国と言われているが国の主が原因なのか癖の強い住民が多い。
西洋技術が混ざり四つの国のうち近代的な国であると言われている。自由恋愛一夫多妻又は一嫁多夫でもいいが自己責任との事。
元は男尊女卑が強かったが蕃神が治めてからは女性への差別がかなり減り住みやすい国になったと言われている。ただ、間者防止法により移住審査が厳しい。
【西】
火ノ神が治めていた時は神人よりも妖の生息が多かった国。当主は試合で一番強い者がなる弱肉強食で決まる為、当主が変わりやすい。
元々、初代西の当主が鬼神であった為、気性が荒い者が多く集まったが、情に厚く世話好きで心が暖かい者が多い。南と同様開放的で土地が良いからか食べ物が美味く資源が豊富。妖が多く神人の人口数が少ない為、東に国防の協力をしてもらう代わりに資源の提供等の取引をしている。
妖が神人になるなら西はかなり強い国になると言われていた。
【東】
元は水神が治めていた水の都と言われるくらい美しい国。
元々格式の高い伝統を重んじる一族が代々治めてきた歴史がある。決まり事も厳しく西と南に比べればお堅い国だとも言われている。側室制度を設けているが当主次第で無理に娶ることは無いとされていた。
神人と妖の人口数も比例しており水が豊富。それとは逆に長い歴史があるだけ黒い歴史文化が残っている。外交が上手い為、他国とも良い関係を築いており観光をするには伝統芸等もある為、特に見所のある国だと言われていた。
【北】
闇神が治める東同様格式高い一族が歴史を紡ぐ寒い地域の国。
東アジア方面との繋がりがある為、建物などは影響を受けている部分が見られる。才を大切にしている為、武芸や学問、音楽等を幼少期に叩き込まれ女性は何処に嫁いでも恥ずかしくないように、男性は才のある姿を誇れる様にと教えられる。また、男性は幼少期に、悪神に魂を喰われぬ様に女児の姿で生活する風習があった。
側室制度で後宮が北にはあるが後継者争いの末に巻き込まれた子供が命を落とす事も珍しくなかった。歴史ある国同士、北と東の関係は根深く友好だった。
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