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第1話 - 思案
月島 瑞希
3107年3月27日福岡県第4地区出身。特異型超能力者で生まれつき膨大なサイクス量を誇る。
政府は内務省が直接管理できるよう第3地区にある第一東京特別教育機関への入学を指示(内務省は第3地区、旧台東区霞ヶ関を本拠地としている)、7歳より家族と共に居を移した。入学してからその類稀な才能を発揮し、成績は常にトップを維持した。
11歳の頃、両親を殺人事件のために亡くす。これがきっかけで固有の超能力を発現するかと思われたが、直接現場を見ていないためか発現することはなかった(第一発見者である姉の月島愛香に関する資料は別途参照)。
––––チャプン
「……」
徳田花は湯船に浸かりながら警視庁から派遣される前に配布された月島瑞希の資料を思い返している。
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「4年前は髪の毛肩くらいまでしかなくて、それに眼鏡もかけてたから今と雰囲気が全然違うので最初ビックリしました」
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