第3話 - 意思とサイクスの親和

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 坂口玲奈の超能力は"夢の劇場(シアター・オブ・ドリーム)"  左手で対象者に触れながら記憶の映像を切り抜き10分以内に編集、同時に右手でプロジェクターに触れることで実際に映し出すことができる。また、人や風景の写真も切り抜き可能。  上映終了後、映像の場合は1時間、写真の場合は30分間のインターバルが必要。対象者が自分の場合は左手で自分に触れる必要がある。  愛香が再生した映像を玲奈が記憶の中から一部を切り抜き編集、プロジェクターに触れてスクリーンに映すことで他の捜査官に情報を共有する。2人の超能力は親和性が高くその捜査能力と効率性は評価が高い。    しかし今回の事件、全て犯人の痕跡があまりにも少ない。2人の超能力を以ってしても捜査が難航している。 「(今回も新しい収穫はなしか……)」  愛香は少し失望し、同時に事件解決に一向に近付けないこの状況に焦りと苛つきを感じていた。  愛香、坂口、瀧の3人は現場検証を終え、捜査会議のために警視庁へと向かった。 第4話「日常と異常」明日午前7時頃に更新予定。 次回予告: 体力測定に臨む瑞希と菜々美。奈々美は超能力を使ってズルをする!? そしてラスト衝撃の展開!
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