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「猫の癖にキスだけで気持ちよくなってるのか?躾がなってないな。俺が躾てやろう」 「奏多兄がキスとかしてくるから……」 私は精一杯怒った顔をした。 奏多兄は、あたしをお姫様抱っこして寝室に連れていく。無駄な抵抗だとは思ったけど、手足を動かしてバタバタさせた。奏多兄はびくともしなかった。 寝室につくなりベッドにあたしを投げ落とした。 奏多兄はベッドに座り自分のネクタイを外し、自分のシャツのボタンを2つ外しながらあたしの顔をみている。 あたしは怖くなってベッドの上で後退りした。 「あたし帰る……。仕事の途中だから」 「帰らなくていいよ。俺がやとってやるよ。いや……飼ってやるよだな。お前猫だから」 奏多兄は、薄く笑い私に覆い被さる。私の両手を拘束する。怖い顔であたしに尋問してきた。 「あの店でそんな格好して、男に変な目でみられて、触られたりもしたのか?エッチもしたのか?」 「されてない。されてない」 涙目であたしは答える。奏多兄はその答えをきいて少しだけ怒りが消えた顔をしている。 「ならいい……」 またキスをしてきた……今度はさっきと違い愛しい人を甘やかすようなキスだった。 舌を何回も絡めて舐められる。気持ちいいキスと大好きだった奏多兄に見つめられて、何にも考えられなくなった。もっともっと欲しくなっていた。 奏多兄は、あたしの胸の突起を指で刺激する。薄いあたしの黒の服の上からわかるくらいに固くなっていた。それを見て奏多兄は突起を何度も吸ったり、舌で転がしたり弄ぶ。 奏多兄の腕はミニスカートをめくり太もも部分の編みタイツに指を入れ撫で回しわざと秘部を触らないようにギリギリの所を何度も何度も刺激する。 あたしは、物欲しくなり勝手に身体が浮きひくひく動いた。 奏多兄は手を止め、あたしの顔を見る。 「咲茉……身体が浮いてる。どうしてほしいんだ?」 あたしは羞恥でいっぱいだったが、奏多兄の執拗の刺激で我慢の限界だった。
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