保健室の先輩

サイズ

「先輩って身長どんくらいなんですか？」

「知らないけどコタより高いことは確か」

「測定機あるんだから測ればいいのに...」

「１人じゃ測りにくいんだよ。そんなに測りたいならコタの身長測ってやるよ」

「俺のじゃなくて先輩の身長が知りたいんです！」

「コタはどんぐらいだろうな〜　165ぐらいか？」

はぁ！？

「バカにしないでください！俺だって170ありますよ！」

「どーだか...ほらこっちこーい」

ふぬぬぬぬ

「背伸びすんじゃねぇ」

「ちょっ 抑えないで！縮む！」

「身長は....」

「なんでそこで止まるんですか....まさか本当に170に！」

「いや169」

1センチ足りない！！

「小太郎だからちっちゃいのかなｗｗ」

「先輩でもそれいったら喧嘩ですよ！喧嘩！」

「そうだ！俺、測ったんですから次は先輩の番ですよ！」

「仕方ないなぁ、ちっちゃいコタくんのお願いを聞いてあげるか」

どれどれ.....

「175！？なんで！いかにも引きこもってそうな感じなのに！」

「いや、引きこもりと背は関係ねぇだろ....にしてもちょっと伸びてんな」

「ずるいです！5センチくらい分けてください！」

「よくばりすぎだろｗｗいいんだよコタはそのサイズで」

「サイズって。見ててくださいよ！卒業までに先輩追い抜かしますから！」

「それは楽しみだな、頑張れ〜」

クッソ...ニヤニヤしやがって....　取り敢えず牛乳飲むか

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「なぁ、コタ最近昼休みどこ行ってんの？」

「どこって.....」

保健室って言わないほうがいいよね

「先輩とお昼食べてるんだよ」

「えっ！？どんな先輩？可愛い？」

可愛いって...確かにたまに可愛いけど

「勘違いするな。男の先輩だよ」

「なんだよ〜　つまんね〜の、でどんな先輩？」

「まだ聞くか...う〜ん、いつも体育着の先輩？」

「そんな人いたら目立つだろｗｗ聞いたことねぇ」

「そうだよねぇ...俺も見たこと無いし」

「急にホラー始まった？」

「ホラーじゃないし。実在するし」

「ま、いっか。謎ってことで」

どうでもいいこととかは仕方なくでも教えてくれるけどクラスとか教えてくれないし....まだ信用されてないのかな...