譲side

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譲side

お婆さんの手術の間、病棟にいたが心配で何度も手術室の前に行った。 夕方、長時間に渡ったオペが終わった。 お袋と柚、お爺さんが喜んでると『院長、浜中先生、あとで少し、お話が』と言った。 面会の説明をして先に帰るように言った。 お爺さんも梓も長時間で疲れてると思ったからだ。 柚達が帰ると、カンファレンス室に向かった。親父と入ると担当医は・・・ 「お伝えしたように、腫瘍は綺麗に取り除きましたが、実は・・・」 担当医が言うには言語の神経の近くで、もしかすると、しゃべれなくるかも知れないと・・・。
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