譲side

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「いいだろう。母さんには話しておいて力になって貰う」 親父に頷いた。 お袋は元看護師だからな。 俺と親父の会話に担当医も、指示に従うとなった。 親父と家に帰ると『お疲れさま、院長先生、譲君、今日は、ありがとう』と、お爺さん。 「腫瘍はなくなって良かったです。あとは、ご本人が目を覚まさないとわかりませんが」 とは告げた。 「確かにそうね。脳は繊細ですからね」
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