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お袋の言葉に親父も頷いた。
「リスクは大きいのは、わしも婆さんもわかってて、朝、病室で話したんだ。」
「えっ、お爺ちゃん、何を?」
「このまま、身体に何かあったら、二人で、施設にでも行こうと。
たまに、柚が会いに来てくれたらそれでいいと・・・」
「ば、バカなことを言わないで・・・お爺ちゃん。
私の家族は、祖父母だけなんだよ。
いくら裕福な譲さんと結婚しても・・・。
譲さんだって、お爺ちゃん達が家族だって言ってくれたんだよ。」
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