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「ハァ・・・」
ため息をつき医局へ戻る途中に、お袋と会った。
お婆さんのリハビリに来たんだな。
「あの人が出かける前に、少し聞いたけど・・・。」
「あぁ、金の無心だった。」
「そう、それで?」
「夕食後に、話すよ」
「わかったわ。それまで、知らない事にするわ」
お袋と別れて、医局に戻りカルテの整理をして、ランチに親父に告げて、帰宅後に説明すると伝えたが、親父は『そうか』とだけだった。
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