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 まず私はネットやSNSを通じて情報を収集し、どうやらパパ活の温床となっていると思しきマッチングアプリを探し当てた。  そしてそのアプリを通して、様々なパパ活女子に触れた。  DMでの会話、もっと親しくなればSNSを用いて通話もした。無論実際に会ったりもした。レーティングの関係で言えないような事もあった。  しかしそれもこれも、実態の把握が目的だった。  私は卑しいおじさんを演じつつ、パパ活女子が2つのタイプに分類出来ることを自分なりに突き止めたのだ。  1タイプ目は、パパ活を自らも楽しみながら前向きに活動する、パパ活を生業として生きていけるタイプ。大半のパパとWin-Winの関係を築くことが出来るだろう。私自身、このタイプと会うのは楽しかった。  2タイプ目は、パパ活というものに引け目を感じつつ、そうせざるを得ない状況でパパ活をしているタイプ。生活のためや特別な事情のために、仕方がなくその選択をしているのだろう。このタイプと関わるのは、心苦しさがある。  私は、好きでやってる1つめのタイプには、何も言うことはない。  救いたいのは2つ目のタイプの女子なのだ。
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