揺れる視界の中。

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「遊園地に私を置いて行ってくれませんか。」 ?と首を傾げた男の人は、ここら辺にある夜の遊園地のこと?といったことがあるとでもいうように聞く。 そう。 意図的ではないはずだが、この前のところだ。 どうしても忘れられなかったから。、 あの言葉が頭から離れなかったから、彼に送ってもらおう。 あの事が頭によぎり くらくらとした映像とぬるいビールの匂いがしたきがした。 男の人は静かに運転して遊園地まで送ってくれた。 きっと変な奴だと思われたんだと思う。 それでも最後までにっこりとはにかむあの笑顔が爽やかでまぶしかった。
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