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第一話『別れの時編』
み:ずっと一緒だからね!!
は︰うん!絶対ね!
私達はずっと、仲良しだった。幼稚園で遊んだ時から・・・
み:もうすぐ卒業か〜。高校でも、ずっと一緒だよ!
は:離れ離れになるわけないじゃん!!約束だよ!
卒業前、そう約束したのに…
は:確か、一緒に入る高校って〇〇高校だよね!!今から楽しみ〜!
み:あ〜…そのことなんだけどさ…!!
急だけど、私、違う高校に入ることになったんだよね!
は:え…?嘘だよね…。
み:嘘じゃないよ…?
は:なんで!?『高校でも、ずっと一緒だよ』って言ってたのに…
み:本当に、ごめんね!前からの夢叶えたいんだ!
でも、離れてもずっと親友だからね!
は:意味分かんない!!!!
み:え???
は:幼稚園の時から、みーちゃんがいたから楽しく過ごせたのに・・・
み:ご、ごめんって…!
は:私のこれからの人生どうすればいいの!?もういい!!!
み:しょうがないじゃん!だって…
私は、卒業式でもらった花束を地面に放り投げた。
み:ちょっと!待って!
そんなみーちゃんの声も無視して、私は走り出した。
ーー卒業式が終わった後ーー
それから、集合写真を撮ったり、クラスのみんなと先生と握手をしたり…
なんだかんだ、楽しかったけど…
もう、これからどうすればいいのかな…?
なぜか、目から水が出てくる。水、水、涙って言いたくない…
ダッダッダッ👣
は:誰かが走ってくる…?誰だろう…??
桜:野乃村さん!野乃村さん!
は:桜理先生…?私は急いで涙…水をふいた。
は:なんですか?私、忘れ物でもしてましたか?
桜:忘れ物というか…!これ、机に入っていましたよ。
あなた向けの手紙だと思うの。中身は見てないけど…
いや、あえて見なかったわ。じゃあ私はもう行くわね。元気でね!!
は:は、はい、先生もお元気で・・・(^^)/~~~
は:で、この手紙誰からだろう・・・
『はーちゃんへ(*^^*)
さっきはごめんね…。
昔から美容系のお仕事に興味があって、そういうお仕事をしたいなって思っ
てたんだ…。
その夢は、はーちゃんとずっと一緒にいるために諦めようと思ってたんだけ
ど…やっぱり諦めきれなくて…
悩んでた時に、△△高校のチラシを見て…。
△△高校は美容系だって知って…お母さんや桜理先生にも相談したんだ…。
でも、アドバイスはしてくれたけど、最終的には自分で決めなさいって…
で、私がした決断が夢を叶えるだったんだ。
私だって、寂しいしはーちゃんとずっと一緒にいたいけど…。
おたがいがんばろ!(((((((((((っ・ω・)っ
みーより\(^o^)/』
は:えっ…!?私、強く言い過ぎちゃったかな…?
確かにみーちゃん、おしゃれだし…美容に一時期ハマってたかも…
どうしよう…また、目から涙が…!
みーちゃんはもういないし、謝らないといけないけど…。どうすれば…。
そうだ!私もみーちゃんに手紙だそうかな?
そうと決まったらさっそく手紙書こう!
『みーちゃんへ(^O^)
あの時は、強く言いすぎてごめん…。
私、みーちゃんと離れるのが嫌でついカッとなって怒っちゃて…。
本当にがんばって夢をかなえてね!でも、本当に悲しいし離れたくない
よ…。高校ではなれても1番の親友でいようね!
また、会える日を楽しみに…(´Д⊂グスン 元気でね…
はーより☆(ゝω・)vキャピ』
は︰これで良いね!みーちゃんの家に行ってポストにいれよう!
私は真っ先にみーちゃんの家にむかった。
タッタッタ👣
そして、ポストにいれて、家に帰った。
私は帰ってからもみーちゃんの事を思い出すたびずっとベットで泣いていた…
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