AM3:00。

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

AM3:00。

暗い部屋の中、ベットの上。 窓の外からは強い風の音が 叩きつけるように鳴っている午前3時。 世界が静まり返ってるこの時間。 なんの音にも映像にも頼らず過ごす。真っ暗の部屋の中、ただ風の音を聞くこの時間。 別に何かを深く考えたりはしない。だってそうしたらこの静まり返った空間が、一気に壊れてしまう気がして勿体なかった。だから今は、その時間にしか味わえないその時を楽しむのだ。 仰向けに寝て、毛布を肩くらいまで覆って薄暗い部屋に薄らと見える電球とか、カーテンの上の隙間から少し入ってくる光に交互に目線を変えながら、瞬きをしてゆっくり目を閉じた。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!