13、童貞×処女*

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「可愛い、杏樹……でも口でしてるとイく時の顔が見れへんな……もっかい、指でイって? どんな顔でイくのか、俺に見せて」  蜜口を探る指が二本に増やされて、内部をバラバラと解すように動かされる。腹側のとある一点を掠めるたびに、腰が融けそうな強い快感が走り、そのたびに杏樹が嬌声をあげる。快感から逃れようと、杏樹はひたすら首を左右に振って、濃い茶色の髪が白いシーツの上に散り乱れる。  桜井の端麗な顔に痴態を見下ろされていると思うと、杏樹の羞恥がさらに高まり、とめようもない快感に押し流されていく。   「あっ、ああっ、そこっ、だめぇっ、ああっ、ああっ……またっ、あああああ!」  白い喉をさらし、恍惚の表情で身悶える姿を上からじっと見つめられて、杏樹は二度目の絶頂に身を任せる。今度のはさっきよりも長くて、しばらく小刻みに体を震わせていた。 「はあ、はあ、はあ……さく、らいさん、もう、許して……」  「ん……杏樹、俺も限界……」  桜井はベッドサイドに置いたさっきの箱を手に取ると、中から薬のパッケージのようなものを摂り出す。
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