13、童貞×処女*

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 学者のイメージにそぐわない引き締まった肉体に、杏樹が目をしばたくうちに、大きく脚を広げられ、彼の昂りが身体の中心に宛がわれる。 「……()れるで?」 「は、はい……」  殊勝に頷いた杏樹だったが、次の瞬間、わずかに入り込んだものの圧迫感に思わず息を止める。そして――侵入してくるものの凶悪な熱と、すさまじい激痛に思わず悲鳴を上げてた。 「い、いた……いいいいっ」 「え、ごめん、そんな痛い?……まだ、半分も、入ってへん……」 「痛い、抜いてぇ」    「ごめん、杏樹、ごめん……くっ……なか、すごくて……やめられへん……」       身体が、引き裂かれるような痛み。ごめん、と繰り返しながらも、桜井はやめるつもりがないのか、さらに強引に腰を進めてくる。  あまりの苦痛に視界が涙で歪み、目尻から涙が零れ落ちる。 「杏樹、力、抜いて、もう少しで全部入……る」  「う……い……いたい、いたいの……」 「ごめん、やっぱり、俺が下手クソやから、ほんまにごめんな……もう、少し……」   
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