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まだ明るい時間。杏樹は羞恥で顔を赤らめ、潤んだ視線で上から見下ろしている。真っ白な胸の谷間に、赤い痕がついていた。
自らが捺した所有印に、さらに欲望を煽られて、雅煕はブラウスのボタンをすべて外し、華奢な肩からブラウスを剥ぎとった。現れたのはハーフカップの艶やかなワインレッドのブラジャー。まさかこんな派手な下着を着ていると思わず、雅煕が「えっ」と声を上げた。
「この赤いブラで、最初から俺を誘惑して弄ぶ気満々やったのか……」
「違います! 白いシャツの時は赤い方が透けにくいからです! べ、別に誘惑するつもりじゃあ……雅煕さん、ひどい……」
涙目で首をぶんぶん振って否定する杏樹に、雅煕が眉尻を下げる。
「ごめん。てっきりそうやとばかり」
「白い服の時に白いブラすると余計に透けるの」
「マジで? ……知らんかったわ……」
それにしても、杏樹の白い肌に深みのある赤の下着はよく似合っていて、雅煕は思わず生唾を飲み込んだ。
エロ過ぎて脱がせるのが惜しい。でも、脱がせたい。この下に隠された、ピンク色の乳首も拝みたいし、吸いたい。
だがその前に――
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