36、美奈子の企み
8/8
読書設定
目次
前へ
/
337ページ
次へ
「お願い、急いでください!」 その様子を門の陰から見ていた美奈子が、ニンマリ笑ってタクシーを見送る。 急遽レンタルした絽の振袖。白地に足元につれて灰色から黒地になるぼかしに、流水文様のそれは、どちらかというと演歌歌手が着ていそうな雰囲気で、アップにした髪には大きな赤い造花の髪飾りという、お茶事にはふさわしくない姿ではあったが、美奈子は意気揚々とタクシーを呼び出し、杏樹の代わりに会場へ向かった。
/
337ページ
最初のコメントを投稿しよう!
2331人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
25,196(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!