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杏樹の息が上がる。杏樹も雅煕の素肌に触れたくて、紺に白いパイピングのコットンのパジャマのボタンを外し、はだける。傷一つない美しい肌が杏樹を抱きしめ、腕に力がこもる。杏樹の柔らかい胸を雅煕の胸でギュッと潰すように、肌と肌をぴっちりと合わせ、雅煕が深いため息をついた。
「ああ……気持ちがいい、杏樹……ずっとこうしてたい……」
「うん……雅煕さん……わたしも、幸せ……」
やがて雅煕の手が杏樹の秘密の場所に伸ばされ、杏樹の花びらを弄る。
「ふっあっ……ああっ……」
杏樹の中がすっかり潤ったのを確かめてから、雅煕の昂りがゆっくりと埋められ、奥まで繋がって、一つになる。雅煕の唇が杏樹の唇を塞ぎ、舌と舌を絡め合う。
抽挿が激しくなり、雅煕の端正な顔が快楽に歪んで額に玉の汗が浮かぶ。荒い息遣いと杏樹の堪えきれない喘ぎ声、ベッドの軋む音が響き、シーツの上で結び合った指に力がこもる。
「杏樹っ……杏樹っ……もう、俺もっ……」
「雅、煕さん……はっ……ああっ……」
杏樹が無意識に、雅煕の腰に白い脚を回して、さらに腰を密着させた。被膜越しの熱を感じて、杏樹も激情に翻弄される。
きつく抱き合い、互いの熱を分かち合って。たぶん、これから先もずっと――
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