一章

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「雫サマー!」「生徒会長ー!」「お姉様ー!」  アイドルのライブ会場にでも来たかのような盛り上がり。毎朝の事なので、もう慣れてしまった。 「よくアニメとか漫画であんじゃん? 学園長の孫とか財閥の娘とかさ。あの人の場合、そんな情報が一切明かされていないんだよな」  確かなのは高級車で送り迎えをされる程の金持ちである事と、絶対的な美貌を持った怪物(チート)という事実。 「でも運動はいつも見学らしいぜ。病弱だったりするのかね」 「お嬢様が体育で怪我をしないよう、免除されてるのかも」 「あー、それはありえる」
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