Chapter.Ⅳ

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   その友愛の想いは、誠が同性を好きになる性をずっと隠し持っていたと知った今でも、失われることなくあって。  これ以上の秘密をまだ誠が隠し持っていたとしても、その想いは失くなったりしない、と言い切れるほど、誠のことが好きなの、だが。  その想いを、越えて。  真っ裸になったこの身一つで、同じく一糸纏わぬ姿を晒し、淫らに乱した誠のナカへ己れのイチモツを咥え込ませ、アンアン啼かせて悦ばせることが… (う~ん…マコ相手だったらできそうだし、アリっちゃあアリだけど)  そう思えているからこそ。  驚きはしたものの、幼馴染みの痴態を目の前で見せられた今も、 『男同士のセックス』  に対して、気持ち悪いとか受け入れられないといったマイナスなイメージに繋がる嫌悪感など一切抱いていない訳で。  誠さえ良ければ、恋人としてのセックスをするのは、やぶさかではないし。  そのやり方だって、実地で見せてもらったし。  ヤろうと思えば、ヤれなくもない、だろうけれど。 .
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