自分

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あるところに、囚われたお姫様がいました。 彼女は、他の人と違うために、王家の恥として、塔に幽閉されていました。 彼女の一人称は僕でした。 彼女はドレスを着るのをとても嫌がりました。 彼女は剣術が好きでした。 彼女は読書が好きでした。 ある日、彼女を助けに王子様がやってきました。 他の王族は魔女がやったことだと、説明していたからです。 その王子様は言いました。 「君のような女は、いらない。」と その日から彼女は変わりました。 一人称が私になりました。 あんなに嫌がっていたドレスも着るようになりました。 剣の練習をやめ、ダンスの練習をするようになりました。 好きだった読書もやめました。 その日から彼女はいつも笑っていました。 何があっても笑っていました。 いつも笑っていたお姫様。 あなたは彼女が幸せだったと思いますか?
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