【問わず語り Shizuru side 2】

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   お家の中はきちんと片付いている。テーブルに人数分のコップとお菓子も用意されていた。   「省吾、これ差し入れね」    美咲ちゃんとまーちゃんがみんなで買ったお菓子を省吾に手渡そうとした。   「あ、ありがとう。とりあえずみんな適当に座って。美咲、これ出してもらえる?」 「あ、OK」    美咲ちゃんが用意を始めた。私とまーちゃんもすぐにお手伝いを始める。   「よー省吾!お前の部屋ってどこ?」 「え?となりだけど」 「よっしゃあっ!タキ!エロ本探しに行くぜ!」    えぇ?大ちゃんとタキちゃん、行っちゃった~!  エロ本て~!?省吾、そんなもの読んじゃうの!?   「ねぇよ、そんなのは!」    省吾がそのふたりを追いかける。   「あたしも行っちゃお~♪」    えっ!?あずちゃんも行っちゃった!  私も行きたい!見たい省吾のお部屋!!   「静流、行っていいから」    美咲ちゃん?   「ポテチ、どこに並べてんのよ」    え?あ?  私、お皿に置かないでいきなりテーブルに撒こうとしてるし。それをまーちゃんが無言で抑えていた。   「ごめん~」 「いいから行ってきな」    まーちゃんが笑う。じゃ、お言葉に甘えて。  私も省吾を追いかけた。
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