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お家の中はきちんと片付いている。テーブルに人数分のコップとお菓子も用意されていた。
「省吾、これ差し入れね」
美咲ちゃんとまーちゃんがみんなで買ったお菓子を省吾に手渡そうとした。
「あ、ありがとう。とりあえずみんな適当に座って。美咲、これ出してもらえる?」
「あ、OK」
美咲ちゃんが用意を始めた。私とまーちゃんもすぐにお手伝いを始める。
「よー省吾!お前の部屋ってどこ?」
「え?となりだけど」
「よっしゃあっ!タキ!エロ本探しに行くぜ!」
えぇ?大ちゃんとタキちゃん、行っちゃった~!
エロ本て~!?省吾、そんなもの読んじゃうの!?
「ねぇよ、そんなのは!」
省吾がそのふたりを追いかける。
「あたしも行っちゃお~♪」
えっ!?あずちゃんも行っちゃった!
私も行きたい!見たい省吾のお部屋!!
「静流、行っていいから」
美咲ちゃん?
「ポテチ、どこに並べてんのよ」
え?あ?
私、お皿に置かないでいきなりテーブルに撒こうとしてるし。それをまーちゃんが無言で抑えていた。
「ごめん~」
「いいから行ってきな」
まーちゃんが笑う。じゃ、お言葉に甘えて。
私も省吾を追いかけた。
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