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ふふふ、心配しなくても老人はしっかりと自己紹介をしてくれるぞ。
「初めまして、佐藤政雄です。私は杉山早苗さんとは昔、友人でしたが、"彼女が行方不明になってから"は杉山さんの家ともまったく付き合いが無かったから、正直にいって驚いています」
…キーパー、質問じゃっどん、おい達は杉山早苗どんが行方不明ちゅう事を知っちょっか、若しくは話として知っ機会はあったと?
いや、手紙を受け取った中尉を初めこの屋敷についてから、杉山早苗という杉山奈緒美女史の祖母が行方不明になっていたなんて、こちらの佐藤政雄と名乗る老人から初めて聞いたな。
少尉、当たり前といえば当たり前なんですが、こちらの佐藤さんは当事者だけあって、名前はいたって普通ですね。
きえ、そうじゃな。そういった意味では他ん3人よりも信じらるっかもしれんし、行方不明んこっも併せて他ん情報を引き出すっかもしれん。
フォゼ島、行方不明ちゅう話を聞いちょい達は確かに慌つっかもしれんが、ないにしてん佐藤どんが一通りん話が終わっまで口を挟ん事を控えようち考えちょっが、良いか?。
はい、了解しました。
それでは、佐藤さんの自己紹介に併せてされた"杉山早苗さん失踪"について驚きつつも、フォゼ之進とフォゼ島は引き続き話を聞くことにする。
「この屋敷にくるのは50年…… いや70年ぶりぐらいでしょうか……
それにしても、この屋敷は昔と変わっていない……物忘れのひどくなった老いぼれの頭にも、この屋敷のことはしっかりと残っている……ほんとうに、ここは何も 変わっていない……」
と、懐かしいというよりもどうにも他の感情を抱いているのが伺えるな。
これを探りたいのなら、アイデアをふって貰おうかな。
あ、別に振らなくても良いことでもあるぞ。
どうしますか、少尉?
うーん、ここは深堀をした方が良かような気がすっ。そいに
「辻待ち自動車」で聞いちょった話ん事も、こん佐藤どんの
こっなんじゃろ。蕎麦屋でフォゼ島が成功した中に、
"酷う怯えちょった"や"乗り気じゃなか"ちゅうともあったでな。
「そうだ、きっと偶然だ」てゆちょったこともあっし、便箋を
見直しちょったちゅうとも気になっ。そういった話をすっ
きっかけにすっために、こんアイデアで気がつこごたっち思う。
わかりました、私も同行します。
(フォゼ島院…!?)
フォゼ之進 アイデア85→ 15 成功!
フォゼ島 アイデア65→ 27 成功!
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