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「道が迷路のようになっているわけではないですが、様々な障壁がプレイヤーに襲いかかるので、ゴールするにはかなり時間がかかります!頑張ろみんな!」
元気いっぱいチアリーダーのようなノリのスホを見て、ユノの口からは溜め息が漏れた。
元々ユノは運動神経に自身があるほうではないのだ。ダンスはできるが、スポーツは基本全部苦手だし、走るのもそんなに早くはない。
みんなで一緒にやるなら楽しいだろうが、今回はコースが5つあるということだから個人戦なのだろう。
「しかもなんと!今回はゴールした人から退勤できます!!」
スホの『退勤』という言葉に、メンバー全員が色めき立った。
「それは頑張るしかないじゃないですかスホヒョン!」
「リアム本気出しますね」
「いつも本気でやれや」
盛り上がるメンバーの中、ユノは1人憂鬱な気分でいた。
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