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「ゴール！」
ユノが最終地点のホールのような場所についた時には、壁に「全員ゴールおめでとう！」と書かれた紙が貼ってあった。
やっぱり最後の1人だったのか……と苦笑しつつも、ユノの気持ちは晴れていた。
「それじゃユノさん、最後にあいさつだけお願いします！」
監督の声で、ユノは赤いランプが点ったカメラに向かってにっこりと笑いかける。
「はーい、みなさんの予想通り、僕が最後になっちゃいましたね？なっちゃいましたが！とっても楽しかったです！名前通り当たったし砕けたし地獄でしたが！とっても楽しかったでーす！」
撮影陣が笑う。
「それでは、挨拶します、We grow! 以上、CRESCENTでした〜、ばいば〜い」
「カットー！」という監督の大きな声がして、カメラのランプが消え、今回の収録が終わった。
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