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ジュウォンの身体に全身を預けたまま、大きく温かい手に頭を寄せる。
「ユノ、眠い?」
「んーん……ヒョンの腕の中落ち着くから」
そっか、と言って満足げにユノの顔を覗き込むジュウォン。至近距離に世界でも最強レベルと言えるであろう美形の顔が来たせいで、「自分はこの顔の人間と恋人ごっこをしているのか」と思い、ユノは軽く赤面してしまった。
このヒョンと恋愛、なんて、本当に俺にできるかな……。
「ユノ?どしたの、ときめいちゃった?」
「うるさ……」
にやにやと楽しそうに笑うジュウォンに赤くなった顔を見られるのが悔しくて、ユノは目をそらした。
「『ジュウォンとユノ、今日の糖度えぐくなーい?』」
リアムの茶化すような声に、ユノがリアムを見ると、リアムはジュウォン以上ににやにやした顔でこちらを見ていた。
「コメントでも言われてますよお二人さん、はーやだやだ、いちゃいちゃしちゃって」
ユノがスマホを見ると、想像以上に密着した自分たちが映っていて、その横をすごい勢いでコメントが流れていっている。
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