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「なんか最近この二人ほんとにずっと一緒にいて、べったりって感じなんだよね。妬けちゃう、ヒョンも混ぜて」
「ヒョン……ストレス溜まってるんですか……やっぱりリーダーって大変ですね」
ジュウォンの他人行儀な笑顔と敬語に、スホがぶうっと頬を膨らませる。
「ていうか、あそこの二人の間に入ろうっていうのが野暮だよスホヒョン。熟年夫婦なんだから」
「そうですよ、金婚式終えてますから」
リアムとホジュンが重ねてからかう。
……いやちょっと待って。俺たちって、恋の始まり、付き合いたてのカップル、そういうあれじゃなかったの?
ユノがジュウォンを見ても、ジュウォンは楽しそうに笑うだけ。……まあ、カップルっぽく見られてるなら、それでいいか……。
「あれ、そういえば俺、そこの二人の馴れ初め知らないわ。何きっかけでここまで仲良くなったの?」
一番最後に入社したリアムが完全無自覚で落とした爆弾に、ホジュンが吹き出した。
「この二人、マジで面白いですよ。まさかこんな感じになるとは思ってなかった」
「俺も噂でしか聞いたことないな、良い機会っていうことで、今日ここで話そうよ」
「プルムン大喜びですね」
その時その場にいたホジュンと、既に入社はしていたけれどその時は一緒にいなかったスホの、二方向から話題を振られ、ユノは渋々口を開いた。
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