Act 3 : ヒョンと恋愛、なんて

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「なんか最近この二人ほんとにずっと一緒にいて、べったりって感じなんだよね。妬けちゃう、ヒョンも混ぜて」 「ヒョン……ストレス溜まってるんですか……やっぱりリーダーって大変ですね」  ジュウォンの他人行儀な笑顔と敬語に、スホがぶうっと頬を膨らませる。 「ていうか、あそこの二人の間に入ろうっていうのが野暮だよスホヒョン。熟年夫婦なんだから」 「そうですよ、金婚式終えてますから」  リアムとホジュンが重ねてからかう。  ……いやちょっと待って。俺たちって、恋の始まり、付き合いたてのカップル、そういうあれじゃなかったの?  ユノがジュウォンを見ても、ジュウォンは楽しそうに笑うだけ。……まあ、カップルっぽく見られてるなら、それでいいか……。 「あれ、そういえば俺、そこの二人の馴れ初め知らないわ。何きっかけでここまで仲良くなったの?」  一番最後に入社したリアムが完全無自覚で落とした爆弾に、ホジュンが吹き出した。 「この二人、マジで面白いですよ。まさかこんな感じになるとは思ってなかった」 「俺も噂でしか聞いたことないな、良い機会っていうことで、今日ここで話そうよ」 「プルムン大喜びですね」  その時その場にいたホジュンと、既に入社はしていたけれどその時は一緒にいなかったスホの、二方向から話題を振られ、ユノは渋々口を開いた。
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