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季節は夏になりました。 私は、仕事のやり方を覚えてきて、要領がよくなりました。 前よりもたくさんの食べ物を作ることができるようになりました。 先輩も褒めてくれます。 私も自信がついてきました。 先輩に褒めてもらえたことが嬉しくて、私はつい、あまのじゃくなことを言ってしまいました。 「でも、私、みんなよりたくさん作れていない……」 「みんなと比べる必要はありませんよ。もし、比べたいのであれば、過去のあなたと比べたらどうですか。ずっと同じ、ってことはないですよ。何事も変わり続ける。そのことを忘れてはいけませんよ。あなたは、以前のあなたより、たくさん作れるようになりました」 そっか、周りの人と比べちゃだめなんだ。 私より上の人って絶対いるからね。 だから、人と比べている間は、いつまでも幸せになれない。 私は私。 比べるのなら、過去の私と比べよう。 過去の私と比べて、良くなっているのであれば、それでいい。 たとえ、私の成長が周りよりも遅くても、私は一歩一歩、成長している。 私の頑張りは、私が認めてあげないとね。 先輩はいつも私を支えてくれています。 先輩がいるから、私は私として頑張れていると思います。 自然の中でのお仕事は、やっぱり周りの自然の様子を感じ取ることができるのが魅力です。 春よりももっとたくさんの、いろいろな種類の生き物たちを見かけるようになりました。 そして、虫さんたちも、どんどん成長していました。 青虫は蝶になりました。 蝉も地面の中から現れて、空を飛び回っています。 こんな小さな虫さんたちも成長しているのです。 私も頑張らないと!
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