始まりの事件

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「譜くん!3人で帰ろぉ〜!」 【僕は...】 「自分の気持ちに嘘をつくな、正直になっていいんだ」 【僕はっ...】 ガッ...バキィッ!!! 「灯!!!」 「了解だよぉ〜!!!【テレポート】っ!!!」 パシッ... 「よぉ〜しナイスキャッチ〜」 「灯さん...僕は...」 「なぁ〜に?」 「僕は...まだ、2人の傍にいたいですっ...!!!」 「「当たりだ!!」」 「2人ともっ...ありがとうございますっ...」 「あ〜ところでさ〜?この凄惨な現場をどうにかしないとぉ〜」 「あっ...やっべ...」 「あぁ、それなら...」 ...カチカチッ... 「ペン...?」 「元の状態に【カキカエ】ろ」 パッ... 「「?!?!?!」」 「...あぁ、そうでしたね...僕の能力見せるの、初めてでした...」 「そっか、それが譜の能力...なんて言うんだ...?」 「はい、【カキカエ】です、あ、あと...」 「?」 「チェンジ」 「あ〜、その、なんて言うか、悪かったな、狂気病...防げなくてさ...」 「誰...?」 「俺?悪魔」 「いや名前」 「あぁ、そっちか泊無亜蓮だ覚えとけ」 「亜蓮、君が譜に憑いた悪魔?」 「そうだよ、こいつ守るためのな」 「なるほど...」 「じゃ、挨拶したから俺戻るわ」 「あ、あぁ、またな」 「はいよ、チェンジ」 「あ、もう終わったんですか?」 「終わったよ」 「疲れたぁ〜」 「もう帰ろうか」 「賛成〜」 「えぇ、そうですね」 -翌朝- 「お前らしばらく休め、なんであんなボロボロになって帰ってきたのかは聞かんけど休め」 「「「はい...」」」 「以上、おやすみ」 パタン... 「先生...事情は聞かないけど休め連呼してたね」 「それほどやばかったんだろ」 「だねぇ〜」 「「「...あははははっ!!!」」」 「どうする?」 「どうするって、寝るしかないじゃないですか」 「そうだねぇ〜、寝よっか」 「「賛成」」 こうして終わりを迎えた最初の事件 狂気病になった譜を元の状態に戻して平和になったように思えた ーまさかこれが始まりだとは知らずにー 始まりの事件-END.
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