時の流れに逆らって

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「行こう」 「は、はい」 ー帰り道ー 「んふふ~」 「えーっと...?」 「放課後は僕だよぉ~」 「確か...」 「日向灯だよぉ~」 「えーっと、灯...さん?くん?」 「ん〜?」 「見つからずに帰るんですよね...?」 「そうだよぉ~」 「どうやって...?」 「ん〜?こうやって~」 「え?ひゃっ、なんで手を掴んで...」 「んふふ~、【テレポート】っ」 「ふぁぁっ」 「はい、着いたよぉ~、黒乃ちゃんのお部屋」 「え?あ、ほんとだ、ついてる...って、えぇ?!」 「ん〜?」 「どうやって移動したんですか?!」 「ん〜?うん、テレポートしたよ?」 「いえいえ、『テレポートしたよ?』じゃないですよ!超能力者ですかあなたは!」 「ん〜、まぁ、そんなとこ~」 「えぇ...???」 「というか、牧くん達も能力もちだよ?」 「えぇぇぇえ?!」 「んふふ~、まぁ、その辺の話は本人に聞いてねぇ~」 「はぁ...」 「おやすみ~、黒乃ちゃん!」 「お、おやすみなさい...」 ー翌日ー 「黒乃、おはよう」 「あ、おはようございます...」 「...能力について聞きたいんだろう?」 「え?あ?なんで...?」 「わかるよ、灯からも聞いたし」 「えっ...と、牧...くんたちは...」 「うん、能力持ち、ここにいるのは、みんな能力持ちだよ」 「そう...ですか」 「僕の能力は、【真実を見る目】これは、その人の情報とか、何を考えているのかが分かるんだ」 「あ...」 「だから、何を聞きたいのかわかったんだよ」
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