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「そう...なんですね...」
「あぁ、そうなんだよ」
「まぁ、能力に関しては、本人たちに聞くといいさ」
「えっと...?」
「その能力を使ってる人が1番理解してるってことだよ」
「はい...」
「あぁ、あと」
「はい?」
「いや、なんでもないよ」
「え...?」
「じゃ、また明日」
「え、はい...?また...」
-翌日-
「え?僕の能力...ですか?」
「はい、譜さんの能力...気になって...」
「えっと、僕の能力は【カキカエ】、嫌だと思ったことを、すべて書き換えて、なかったことにしたり、なにか起きたところを何も無かったようにできるんです」
「そうなんですか...」
「えぇ、正直、いつ使うんだって思ったことも何回かありますけど...」
「...なるほど...」
「でも、今はこの能力に感謝しています」
「感謝...」
「あぁ、そうだ、もう1人いるから、ちょっと待ってくださいね」
「え...??」
ヒュウッ...バタバタ...
「きゃ...」
「あー、お前か、譜と話してたの」
(え...?話し方が...?)
「え?えっ...と?譜...さん?」
「あー、この見た目だからな、そう思うよな」
「あの...」
(譜さんじゃ...ない?)
「俺は、泊無亜蓮、亜蓮と呼べ」
「あ、はい、亜蓮さん...」
「俺はこいつに取り憑いてる悪魔だ、まぁ、害はないから気にしないでくれ」
「は、はぁ...」
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