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-翌日-
「え?俺たちの...」
「能力を知りたい?」
「はい...」
「あー、そう...だね」
「うん、いいよ」
「ありがとうございます...」
「まず...俺からだな、俺の能力は【縛りつける目】その名前の通り...相手を動けなくする」
「はぁ...」
「僕のは【悪夢を見せる目】、僕も名前の通りだよ」
「悪夢...ですか...」
「怖い?」
「えっ...と...」
「まぁ、怖くて当たり前だと思う...俺らはずっと怖がられてたから...」
「この能力のおかげでねー」
「あの...」
「ん?」
「なんだ?」
「いえ、能力を持ったことに...後悔はしてないのかなって...」
「...まぁ、ないと言えば嘘になるけど」
「でも、この能力があったから牧たちに出会えたわけだし」
「いいとこもあるのかな...って思うよ...」
「なるほど...」
「君も...」
「えっ...?」
「いや、なんでもないよ」
「さて...二夜行くぞ...」
「わっ、待ってよ一夜〜!!!」
「お前も...気負いすぎるなよ」
「なんかあったら相談してね!」
「は、はい」
「じゃあ...」
「またね!」
タッタッタッ...
(...私は、どう向き合うべきなんでしょう...)
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