始まりの事件

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「行こう!」 「わかったよぉ〜!」 -空き地付近- タッタッタッ... 「譜くーん!!!」 「譜ー!!!」 ドガァン...!!! 「...!!!...今の...」 「なんの音なのぉ〜?!」 「行って見よう!」 -空き地- タッタッタッ... 「ここから聞こえたはず...」 『うぅぅぅぅう...あぁぁぁぁっ!!!』 「!!!?」 「今の、譜くんの声だよぉ〜!」 「どこに...?」 『あ...来るなあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』 「!!!...こっちだ!」 ダッ... 「いた...譜!」 「譜くん!」 『うがぁぁぁぁっ!!!』 ダンッ... 「うわぁっ!」 「灯!?」 「急に、攻撃されたよぉ〜?!」 ケラケラケラ... 『誰だ...?』 「譜くん...?」 『あぁ、ほんとうに、つまらない...』 「ねぇ、どうしたの...?」 『全部...壊れればいい...』 「そんな...」 「あぁ、そうかよ...なら、僕は力ずくで、お前を止めてやる!!!」 「牧くん...?」 「灯、弓は使えるか?」 「え?う、うん、多分...」 「ならこれを持っとけ」 「弓...ってどこから取り出したのぉ?!」 「そこはあとだ」 「というか牧くんの方が割と物騒な物を持ってるよねぇ?!」 「ハンドガンで何が悪い、形だけだ形だけ」 【ハナレテ...】 「...っ!牧くん!今...」 「あぁ、わかってる、だから、これがあるんだ」 「牧くんには、何か【見えて】いるの?」 「あぁ、【見えて】る」 「これは、なんなの...?」 「狂気病...あぁ、ここでもか...」 「狂気病...?」 「詳しい説明は後だ、とりあえず今は...あの状態の譜は危険で、止めるにはある程度ダメージを与える必要があるってことだけだ」
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