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「う……む……」
容赦のない突っ込みに、とうとう言葉を失い再び俯くアンダーテイカーを見ていたシェイカーが、仕方なさそうに長い息を吐く。
「オフィーリア、あんまり責めないでやって。これでも反省はしているんだよ」
だが、そんな生易しい仲裁も、オフィーリアには通じない。
「そもそもの話。謝る相手が違うやろっちゅう事やねん。俺やのうて、トウジとアニーに謝れや」
「……あ、アニーには、謝った」
「トウジには?」
「まだ、逢えていないからな……」
「は? 自分にかて瞬間移動出来る“昏きもの”の知り合いおるやろ。何やったらシュバリエ使ってでも逢いにこいや。そんなんやからあかんねん、自分」
「……これは相当怒っているな……」
ひたすら逃げ道を塞いでいく責め方をするオフィーリアを横目に、シェイカーがそれだけ呟くとしばらく考える仕草を見せる。
このままでは埒が明かないと考えたのか、オフィーリア達が見守る中でもずっと考えていたのだが、ようやくの事で顔を上げると軽快に手を叩いた。
「取り敢えずさ、オフィーリアを俺達が庇いたいんだから、とてつもなく越えられない壁である部長を何とかしようよ」
「……」
「……」
到底敵わない相手に一体どうしろというのか、とばかりにオフィーリアは睨み、アンダーテイカーが訝しげな表情を浮かべるばかりだ。
そんな風に会話を続けている内に、段々と声のトーンが高くなっているのを、気付かずにいてしまっていたようだ。
「コーラルブルー、貴様、一体何をしている?」
オフィーリアが独断行為をしているのに気付いたのか、いつの間にかジョシュアが背後まできて声をかけてきたのだ。
「あ! は、はい! えーと、その……」
すぐさま立ち上がり、応えようとするのだが、どうにも会話の内容は伝え辛い。
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