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聖夜は、それ以来のラフォーレの常連客である。
店内は瓢箪池のように細長い造りである。
入り口近くに、銭湯の番台のような場所がありそこが店主の居場所。
店主の仕事は、会計とリクエストのレコード係。
いつも座椅子に座り、瞑想している。
普通の喫茶店と違い騒がしくないせいか聖夜にとっても唯一くつろげる場所である。
瑠璃と聖夜は、左手奥の4人掛けテーブルに座った。
ラフォーレの店内の雰囲気は、フランス18世紀の宮廷を偲ばせるロココ調で統一されている。
テーブルや椅子などもロココ家具だ。
また壁掛けランプもアチコチに点在。
ランプはステンドグラスの青と赤の微妙な色彩によって幻想的な雰囲気を醸し出している。
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