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瑠璃はきっちりと20分後に到着した。
「お持たせ」
「最近、時間にルーズな女子が多いけど瑠璃ちゃんは違うな。尊敬するよ」
「待ち合わせに遅刻しないと言うのは、当たり前の事よね。でもルーズな人が私の知人でも多いわ。今日は何のイベント?」
「ライムって知ってる?」
「知ってるわ。韓国の女子7人ユニットよ。私はファンよ」
「それは良かった。コスモ企画での新人は瑠璃ちゃんが第1号になるから、頑張ってね」
「えっ、私が1号なの? 冗談でしょう?」
「冗談では無いよ」
「あの、私が1号ではコスモ企画は潰れますよ。私なんて素人だし、それに知名度ゼロだから……」
「その点は、大丈夫だよ。 しっかりとレッスンするし、最初はグループに入って貰うから」
「あのぅ話が全然、見えないんですけど……」
「その話は後でね。さあ早く入ろう」
聖夜は帽子とマスクを瑠璃に渡した。
聖夜と瑠璃はマスクと帽子を装着して店内に入った。
前方に巨大スクリーンがあり、舞台にはオーケストラ。
その前に、スラリと惜しげもなく脚を披露しているセクシーホットパンツの7人のメンバー。
「す、凄い! 本物だ」
瑠璃がびっくりしたような声を発した。
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