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聖夜が案内された場所は、舞台の前の特等席だった。
既に社長の皆本孝が座っている。
「今晩は」
瑠璃が挨拶した。
「やあ、良く来たね。宜しくね」
その時、舞台からライムのリーダーのリンが降りてテーブルに近づいて来た。
「聖夜、会いたかった」
リンが流暢な日本語で呟いた。
「おぅ、元気だったか?」
その時、青竜刀を振り上げた香港マフィアらしき男が2人近づいて来る。
「この店で、揉め事は困る」
用心棒として雇われている工藤謙二と、その仲間の4人が暴漢2人を取り囲む。
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