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「邪魔をするんじゃない。怪我をするぞ」
「お前らは香港マフィアだな。工藤組と全面戦争する覚悟があるんだな。哲二、組員を100人連れて来い」
謙二がドスの効いた声で言った。
「何ぃ、工藤組だとぉ」
「そうだ、お前ら2人位は俺で充分だ。掛かって来いや。そのかわりお前らの事務所は跡形もなく消滅するがな。掛かってこなけりゃ、こちらから行くぞ。勇治よ、哲二に事務所を潰せと電話しな」
香港マフィア2人は振り上げた青竜刀を下げた。
「ちょっと何よ! あなた達、物騒ね」
瑠璃が謙二と香港マフィアの間に両手を振りながら割り込んだ。
「なんだ! お前」
「警察に電話したからね。早く逃げたほうが……銃刀法違反で捕まるわよ」
「覚えていやがれ」
香港マフィアの2人は悪態をついて逃げた。
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