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「えっ、あたしがメンバーに……」
瑠璃が驚きの表情で言った。
「そうだよ。瑠璃は身体のキレが良いからな」
「ウーン、それだけが取り柄かな」
瑠璃が苦笑いする。
「瑠美さんのボディガードの謙二さん。先ほどの香港マフィアが、すんなり退却するとは思えない。リンと瑠璃さんを謙二さんの助っ人につけましょうか」
「リンさんのファンとしては、それは嬉しい提案だが、もし香港マフィアが襲って来たら彼女らを守れる自信がない」
「ウーン、分かった。でもな、彼女らの実力を過小評価していないか。リンよ、謙二さんと手合わせしてみろ。手加減しろよ」
「分かったわ。あたしは右手を封印して左手で闘うわ」
「ちょっと待ってよ」
瑠美が横槍を挟んだ。
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