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プロローグ2
畑仕事をしている人も、子ども達も同じように空を見上げている。
彼等の様子からあのドラゴンは危険では無いのだろう………
焦る様子など無く、子どもは背を伸ばしながら一生懸命手を振り、お年寄りと言えば手を合わせている人さえいる。
神様みたいなものなのだろうか?
ゲームで考えると、僕はラスボスとか恐ろしく手強いモンスターというイメージしか無い。まあ、カードゲームの場合は結構役に立つ召喚獣って感じではあるが。
此処に飛ばされてどのくらい経過したのか? 分からない。
時計が無いので尚更だけど、太陽が三、四回ほど月? と入れ替わったので、約三、四日くらいの経過だろうか?
……それとも実はもっとだろうか?
今日はほのぼのとしたこの牧歌的な草原の上で、僕は何もすることが無いのでひたすら空を眺めている。
何もすることが無いと言うよりも、突然のこの出来事に現実逃避をするしか無かったからだ。
僕は男で有って、男の子じゃ無い!
どういうことなのかは? ぜひこの話の続きを聞いて貰えば分かると思うので、そのまま聞いて貰えるとありがたい。
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