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「 触らせてないよ」
賢人は片手で胸を揉みしだきながら、伊予の後頭部を引き寄せ、激しく唇を合わせる。舌をねじ込み、口内を舐め回した。
喰らい尽くしたいほどの獰猛な欲求に突き動かされ、自制がきかない。
苦しげに胸を押されて漸く唇を離すが、すかさず口の端に吸い付いてホクロをしゃぶった。
「 も、また......どれだけ好きなの」
「 伊予のホクロ好き」
「 わかってる」
「 おっぱいも、顔も、髪も、全部好き」
賢人はスカートの中に手を伸ばし、太腿の裏側を撫でさする。下着の隙間に指を差し入れたところで伊予に止められた。
「 待って、汚れちゃうと嫌だから脱ぐ」
賢人は伊予の腰を探り、ジッパーを下げると思いっ切り引っ張った。
「 ちょっと......!」
慌てて腰を浮かせる伊予が抗議の声を上げる。
「 ごめん、待てない」
スカートを後方へ放り、繊細なサテンの下着に手をかける。
「 なんか、下着えっちぃくない?どうしてこんなの履いてるの?そう言えば、今夜は誰と会ってたの?」
「 下着は普段も履いてるやつだし、会ってたのは学生時代の友達だよ。あ、んん......」
蜜に濡れた指でクリトリスを撫でれば、伊予は目を瞑って声を震わせた。指はそのままに、片方だけ覗く胸にかぶりつき先端を舌で捏ねる。伊予の身体がのけ反り、開いた太腿がガクガクと揺れた。
「 両方一緒止めてっ、あ、もう、イッちゃう」
賢人はふっくらと膨らみ始めたクリを指の腹で少し強めに揺らす。
「 アッ、イッーーーッ」
指を離してぬかるんだ蜜口に差し込み、中の壁を引っ掻くと、伊予は賢人の頭を掴んだ。
「 やっ、もういいから」
「 俺の後に誰も挿れてないよな?」
「 あ、あん、もうやだ」
「 なんでこんなに柔らかいの?ヤッてないよね?それとも自分で......」
頭をパシッと叩かれて見上げれば、伊予が火照った顔で唇を噛んでいた。
「 ごめん」
「 ......ゴム。いつものとこ」
「 あ、はい」
賢人はそそくさと立ち上がると、書棚の引き出しを開けてそれを取り出し、銀色のパッケージを破る。そして、その残りの数をチェックした。
「 数減ってねぇよな」
「 ヤバい、本当にめんどくさい」
「 引くなよ。俺、本当にこの二ヶ月前しんどかったんだよ。嫌な想像ばっかして」
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