曲者の集いでしょ?

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「とりあえずユースイさんの部屋へ案内しますね」 部屋? 「部屋って....」 パソコンとかテレビとか.... 「こちらの部屋を使って下さい」 うん、なーんにもないね。 「食事はあちらの食堂でお願いします」 そう言ってジャンヌ先生、いや先輩は戻って行った。 食事....そういえば死んでから何も食べてないな。 ....当たり前だな。 転生したって事はこの世界で生きてるわけだから、腹も減るし眠くもなるのか。 ていうか、戦いに負けたら....また死ぬのか? それ以前にニートにどう戦えと? フライングヘッドバットで自滅したんだよ? まあ、こういった話の流れだと俺にも何かしらのチートな能力があると信じたい。 信じなきゃやってらんねえし。 ....飯食うかな。 食堂は何か普通な感じ。 ま、働いているのが明らかに獣人で出された料理が見たことのない肉だけど。 「う....」 これって.... 「うまーーーいっ!」 これが何の肉かとか考えるのはやめて今を満喫しよう。 「頭を吹き飛ばして仕留めてから熟成させたオークのバラ肉美味しいだろ?」 ....具体的に言わないで欲しかった。 「兄ちゃん新人か?俺はここでコックをやってるパンタだ」 「あ、よろしく」 熊? ヒグマか? かなりでかいけど.... 「種族は大熊猫族」 大熊猫....それって.... 「パンダ....」 いや、確かに目の下が黒いけどそれは熊ではなくいクマでは? 「パンダ?いや俺はパンタ」 どっちでもいいや....
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