曲者の集いでしょ?

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美味しい豚肉を腹いっぱい食べた....という事にして部屋に戻りベッドに横になる。 何だか良く分からないからこの先どうなるのかも当然分からない。 分からない事を考えても疲れるだけで答えは出ないから.... 寝よう、おやすみ。 「ユースイくーん」 .... 「....ユースイ」 ...... 「眼ぇ覚ませよこの地縛霊野郎っ!」 「ひっ!」 何かお約束な展開になってしまった? ていうか.... 「寝てるのを起こさなくても....」 「朝だよ」 あらま。 「新しい仲間が来たから紹介するよ」 新しい仲間って.... 「やっぱり地縛霊....」 「何言ってんの」 ですよねー。 「入って来て」 おおっ! 金髪美女じゃないかっ! ていうか、こっちの世界ってレベル高くね? 「自己紹介してね、アン」 アンっていうんだ.... 「は、初めましてっ!アン・ポータンですっ!」 ん? あんぽんたん? 「三分一湧水です....」 「ユースイのフルネームは言いにくいからユースイでいいよ」 あんたが決めんな。 「アンは重戦士だからね」 獣? 銃? 「あ、これですっ!」 いや、分かっていてボケたんだからね。 その背中のやたらとでかい剣が飾りだったら笑う所だったけどね。 それにしてもどうやったらこの華奢な姉ちゃんがこんなでかい剣を扱えるんだ? 「アンの固有スキルは怪力、うかつに握手とかしないようにね」 聞きたくなかった、知りたくなかった。
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