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「今日は他にも新しい仲間が来る予定だからね」
大きな不安と僅かな期待。
....確認しとくか。
「あの....ファヌエル....様？」
「ん？何かな？」
「俺にも何か特別なスキルがあるんすか？」
「....え？」
いや何そのリアクション。
「ソフィアさんもジャンヌさんもこちらのアンさんも皆特別な力があるじゃないっすか....俺は？」
「えーと....アストレア様が....あれ？」
これ以上ないくらいの不安を与えてくれやがったな。
「女神様には会ってないっすよ....」
「おっかしいなあ....あ！また新人さんが来る時間だわぁ....じゃ」
え？
それで終わり？
「私も失礼します！」
無駄に元気なあんぽんたん....
てか、ていうか、俺だけスキルなし？
嘘だぁ....
こんなんじゃスライムにも勝てない。
ゴブリン相手なら即死で逝く自信あるぞ....
ん？
何か鳴ってる？
「兄ちゃん！敵襲だっ！」
あ、パンダ。
「敵襲って....例の獅子族とか？」
「いや、ワイバーンに乗った人族....国軍の飛竜部隊だな」
「国軍って....ヤバくね？」
「今のところ闇雲に攻撃してるみたいだな、ここはファヌエル様の結界で完全に森と同化しているし、あのくらいの攻撃じゃびくともしないぜ」
ほう....
パンダ、ファヌエル推しか。
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