曲者の集いでしょ?

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「魔獣だっ!魔獣が現れたっ!」 「魔獣?結界は?」 「地下から現れやがったんだ、ソフィア」 地下には結界が張れないのか.... 「それで魔獣の種類は何ですか?」 「バカでかいワームが3匹、こっちに向かってるぞジャンヌ」 ワーム....ミミズの化け物か。 「ファヌエル様は?」 「女神様の所に行った、連絡は取れない」 パンダの返事に何かを考えていた様子のソフィア先輩が口を開く。 「迎撃するわよ」 その言葉に頷く面々、俺以外の。 「距離は?パンタ」 「すぐに視界に入る」 まあこれだけの地響きだしな。 ....俺は留守番かな? 「ユースイ、行くわよ」 あ、呼び捨て.... 「でも俺はそこの2人が言うように役には立たないっすよ、きっと」 「それでも魔物がどういうものかを見ておきなさい」 姉御.... 「了解っす」 きっと楽勝なんだろうな....と思ったのは俺だけなのか? 「ソフィアさんっ!皮膚が厚すぎて矢が通りませんっ!」 ジャンヌの....もう呼び捨てでよくね? ジャンヌの魔弓が全く通用しない。 ていうかソフィア姐さんの攻撃もあまり効果がない.... それにしてもこのワーム、アニメや漫画で見たまんま。 口でけえ.... しかもノコギリみたいな歯がびっしりあるし。 こりゃ嚙まれたら痛そうだ、てか死ぬ。
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